• 副都心黒崎開発推進会議
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会長挨拶

 

第4代会長 山口 典浩

 

  自律分散参加型組織を目指して

 

この度、前利島会長の後を受けまして当会議の会長をさせていただくことになりました山口です。黒崎も駅前の大型商業施設の閉鎖やコロナ禍により生活の様相が一変する厳しい環境の時に重責を担うこととなりました。微力ではありますが何かのお役に立てるのであればということで会長職を受けさせていただきました。

当会議も来年30周年を迎えるわけでありますが、設立当初とは時代も環境も大きく様変わりしました、よく企業の寿命は30年と言われますが当会議のようなボランタリーな組織についてもそのことが言えるのだと思います。持続可能な組織にはイノヴェーションが必要ですが、そのためには組織の存在意義や地域に提供する価値を明確にする必要があります。「副都心」とは「開発」とはを新たに定義しなければこのVUCAの環境に適応できない組織となってしまいます。そこで先人の知恵から学ぶということで持ち出すのは「初心忘るべからず」ではないかと考えています。世阿弥の言葉ですが、これは物事を始めた時の気持ちを忘れないというふうに捉えがちですがこれは間違った解釈です。世阿弥は、初心とは今までとは違った次のステージに立つ時、今まで培ってきたものを全て捨て去り新たにコトを始めるときの真っさらな気持ちや覚悟のことを「初心」と言ったのです。これから新たに当会議を設立するとすればに立脚しこれからの30年を考える必要があります。

まだまだコロナ禍で活動が制限される状況は続くと思われますが、この不確実な状況に立ち尽くすのではなく、立ち止まって考え初心を持って前進するためのまたとないチャンスだと捉えています。

線形モデルの成長が望めない環境での自律分散参加型組織の存在意義と役割を会員の皆様とともに考えていければ思っております。 

                    2021年10